薄毛が気になってきたらひじきをたくさん食べたり、わかめが効くと噂されたり、食品と育毛の関係は切っても切れないものになりつつあります。

確かに海藻類は食物繊維やミネラルを豊富に含んでいるので健康にはいいですが、発毛それ自体を劇的に促す効果はありません。

育毛には亜鉛が効くというのも昨今流れる噂ですが、亜鉛それ自体には発毛の効果はなく、あくまでも健康的な毛髪を作り出す効果があるという事を忘れずにおきましょう。


亜鉛というのは基礎ミネラルの1つで、黒々とした健康的な毛髪を作り出すのにも必要な、命のミネラルともよばれるものです。

現代人の食生活においては不足することが多いミネラルでもあり、不足することによって毛髪の不健全化や味覚障害、男性機能の低下などが引き起こされると言われています。


サプリメントによって摂取することも可能ですが、過剰摂取による体調不良なども後を経たず、素直に食品からの摂取を考えたほうが良いかもしれません。

食品では牡蠣が断トツで含有量が多く2粒で1日分が補えると言われていますが、毎日牡蠣ばかり食べる訳にもいかないので、他の食品も摂取しましょう。

レバーなどの肉類やカニなどの魚介類、また豆、穀物に多く含まれている亜鉛ですが、食物繊維や豆、穀物の成分が亜鉛の吸収を阻害する要素もあるので、その点は十分留意すべきでしょう。