女性特有のものと言われるびまん性脱毛症とは、特定の部位から薄毛の進行が進むのではなく、頭髪を中心として全身の毛が徐々に薄くなっていってしまう脱毛症です。

女性の薄毛の殆どがこのびまん性脱毛症と考えられており、円形脱毛症などの特定の部位の薄毛でない限りはこの脱毛症のケースとなります。

女性の薄毛が問題として取り上げられたのは昨今の事なので、未だに解明されていない部分も多いものですが、基本的には女性ホルモンの減少がその原因になっていると考えられています。


女性ホルモンが減少する最も一般的な要素は加齢で、この影響によって30代以上の女性にびまん性脱毛症が多く発生する傾向があります。

60代に差しかかるとある程度は仕方が無いという目安もありますが、それ以前から薄毛に悩まされている場合はもしかしたら加齢以外の要素によって、極端にホルモンバランスが乱れている可能性があります。

ホルモンバランスの改善には身体の調子を整えるのが大切ですので、睡眠不足や食生活の偏り、また度を過ぎたダイエットなどはホルモンバランスに悪影響を及ぼします。

こういった身体的な要素を整えていくと自然とストレスも多少は軽減されていくので、ホルモンバランスが正常に戻っていく可能性は非常に高くなります。

整髪料やヘアケア用品、シャンプーなどの薬品も刺激の強いものは頭髪に悪いのでなるべく避けましょう。