抜け毛の増加に悩んでいる方は決して少なくありませんが、実のところある程度の抜け毛は人体の自然な働きによるものなので、仕方がない側面があります。

人の毛髪には一般に毛周期と呼ばれる、発毛から育毛、そして脱毛までの一環の周期があり、それに沿って抜け毛が発生することは自然な事です。

むしろ薄毛に繋がってしまう抜け毛というのは、そういった周期から外れたタイミングで抜けてしまう毛で、これの原因となるのは毛根の弱体化など様々なものが考えられます。


薄毛を予防、もしくは改善する際に、この毛周期の乱れを正常に戻していくことは非常に大切なことで、その場合に重要な要素を担っているのが新毛と呼ばれる新しく生えてきた毛髪です。

当たり前の事ですが、生えてきたばかりの新毛は毛の周期から言えば抜けるタイミングは最も遅いものなので、この新毛が一種の寿命をまっとうする前に抜けてしまうのは、毛周期の乱れの原因となります。


発毛のタイミングは毛周期によって予めある程度定められているので、新毛の状態の毛髪が抜けてしまうと、その毛穴・毛根からはしばらく発毛することは無くなってしまいます。

こういった状態の毛穴・毛根が増えてくると段々と毛髪の量が全体的に少なくなっていき、結果的に薄毛が目立ってしまう状況となるのです。

ですから、新毛というのは毛髪の中でも最も大切にすべき毛なのです。