睡眠というのは生物にとって絶対に欠かせない要素で、例えば絶食させたマウスよりも睡眠を禁止させたマウスの方が早死にしてしまう、といったような実験結果も報告されています。

日中の運動量が少なかったとしても、絶えず人間の体内では様々な臓器や筋肉が動いているので、睡眠時間をしっかりとってその疲労を回復させるのは、生きていく上で必要不可欠です。

これは何も内蔵等に限ったことではなく、毛髪にとっても同じことが言えます。


日中の内に毛髪は紫外線や物理的なダメージ、また種々の汚れなどに晒されて非常に大きなダメージを受けているので、睡眠をとって毛髪の健康状態を回復させる必要があります。

毛髪はタンパク質で主に構成されていますが、そのタンパク質を細胞へと変換させる作業は成長ホルモンが行っており、これは睡眠時間におもに分泌されます。


一般的に午後10時〜午前2時の間が最も成長ホルモンの分泌が盛んになると言われており、この時間帯を睡眠時間に組み込めれば高い効果が見込めるでしょう。

睡眠時間としては7時間前後が平均数値と言われており、これより少ないと睡眠不足による影響が起こりうる可能性が出てきます。


寝過ぎると毛髪に直結して悪影響が起こる、という訳ではありませんが、規則的な生活は前提条件なのでそれが崩れるような睡眠時間はオススメできません。