抜け毛というのは、薄毛に悩む人や年齢を重ねてそろそろ怪しくなってきたと感じる人にとっては、頭髪の状況を測る一種のバロメーターとして捉えられています。

もちろん抜け毛は少ないに越したことはありませんが、人間の人体構造からして抜け毛は発生するのは極自然なことで、抜け毛自体の発生を危険なサインとして捉える必要はありません。


黒々とした毛髪を多く蓄えている人にももちろん抜け毛はありますが、抜け毛があったとしても薄毛に繋がらないのは、毛髪が発毛と脱毛の循環構造によって成り立っているからです。

この循環の周期を毛周期と呼びますが、この毛周期が毛穴によってある程度決まっており、一定の周期に従って脱毛と発毛を繰り返しています。


そういった事から分かる通り、たとえ一度抜けてしまった毛であっても毛周期に従って新たな毛が生えてくるので、心配になる必要はありません。


しかしながら薄毛の人がいるのも事実で、薄毛が発生する原因はその毛周期の乱れによって発毛と脱毛のバランスが崩れ、脱毛が多くなってことにあります。

特に年齢を重ねた男性に多い男性型脱毛症はこの傾向が顕著であり、更に男性ホルモンの減少によって発毛自体の機構も弱体化してしまう事があります。


そうならないためにも、抜け毛の数に一喜一憂するのではなく、あくまでも長い目で見た予防策・改善策を実行する必要があります。