姿勢が悪い人、いわゆる猫背の人は割合多くいますが、そういった方の場合はデスクワークなどが続いていて、少々筋肉が足りていない可能性があります。

猫背の人は薄毛になりやすい、と単純に書けばただの暴論のようにも見えますが、実は猫背と薄毛の間には密接な関係があります。


姿勢が悪い、猫背の状態によって身体に起こりうる不具合を考えてみると、医学的に間違いの無く言えることは、背中の筋肉と肩の筋肉が硬直してしまい、その部分の血流が滞るという点です。

この血流の滞り、つまり血行不良ですが、これは運動不足の人などには特に慢性的に起こりやすく、また肩コリや首コリなどの原因にもなる要素である上に、実は毛髪の健康状態にも関わる問題なんです。


というのも、毛髪の育成に必要な栄養素は食物から摂取された後に、毛細血管を通じて毛根にまで届けられるので、その通り道となる背中や首周辺が猫背によって血行不良の状態になっていると、正常な栄養の運搬が行われなくなってしまう可能性が高くなるのです。

毛根に栄養素が不足すると、毛髪を維持する力も弱くなるので抜け毛が増えますし、またその後に生えてくる毛髪も細くて弱々しい不健全な毛髪になってしまいます。


ここまで状態が悪くなるのは、自覚症状があったとしても放っておいた場合に限りますが、しかしながらその状況が長く続くと間違いなく薄毛は進行しますので、早めの対策が必要です。